内容は泉佐野市空港連絡橋利用税についてだ。
泉佐野市空港連絡橋利用税は、平成18年7月に第1回検討委員会が開催され、平成25年3月27日に徴収が開始された法定外普通税だ。私はその間ずっと担当課長代理としてこの税の導入に関わった。最初から終わりまで。実際の実務担当者だ。本当に大変だった。
そして、税のクレーム処理が終わった平成26年3月末日に私は他課に異動となった。私にとっては左遷人事だった。
令和2年の9月に元上司から私にショートメールが入った。本を自費出版するから掲載許可が欲しいと。
「一切登場させないでください」とお断りした。
なぜなら彼が私を良い役目で登場させるはずがないと思ったからだ。
にもかかわらず、彼の自費出版本に私は松本(仮名)課長代理として、幾度となく登場させられている。
仮名としても、当時の課長代理は私しかいない。人物特定だ。
予想通りもちろん良い役割ではない。
本の内容は、市長をはじめ上司にも部下にもアホな指示や意見をされながらも、優秀な彼が何とかそれをとりなし、法定外普通税を徴収したという内容だ。
「私は減収補填の大義を降ろすことにした。泉佐野市のなかで私一人だけが新しい大義を掲げた心境だった。」と記されている箇所がある。立派な人だ。
本を読ませるにはある程度の、過大表現も必要なのかもしれない。
ただ最後は、千代松市長の揺るぎない信念、関係職員のたゆまぬ努力、立場が違えども特別徴収義務者の真摯な姿勢、だから課税できた。「そのことに感謝」で結ぶべきではないのか。
彼が感謝しているのは彼の妻だけだ。
2020年9月8日に彼の掲載許可依頼に対して、「一切登場させないでください」とショートメールで返信したにもかかわらず、個人特定できる内容で掲載されている。
私には、とても理不尽な人に感じる。
実はこの記事の内容は、掲載してからいったん削除した。ブログを更新する度に嫌な気持ちになるからだ。しかし、多くの人から再掲載の依頼があった。意外だった。
なんともいえない気持ちだ・・・・。